ボクシング好きな人でたくさんの試合を見てる人だったら分かると思うけど、調子よく攻めている気がしているけど実はダメージを食らってるっていう試合がある。ジャブを出しながら前へ出て行くと相手が下がってくれる。下がってるからまたジャブ出してワンツー打って飛び込む。その時に相手にちょこちょこカウンター食らう。食ってるのはどうってことないパンチなんだけど、自分は手を出してるから攻めてる気になってる。でも食ってるから次第にスタミナ失っていつかダウンさせられたり、ポイント大差で負けてしまう。でも攻めている気がしているから同じ事しながらラウンドだけが過ぎていく・・・そんな試合を何試合も見た。
日本代表の韓国との試合もそんな試合だった。横パス横パスバックパス・・・そこから逆のサイドへ横パス横パスバックパス。FWはワントップだからDF背負って下がれない、中盤の底の選手が受けて前にドリブルするでもない、相手が少なくなって逆サイドも余裕あるからあがったまんま。放り込んで跳ね返されても拾うポジションに誰もいない。そんな思考停止した攻めが続いていらいらする試合だった。個々の選手の頭にあるのは「キープしてるから繋ごう」ってことだけ。まだ失点もしていないから1人1人がキープしてれば”負けてない”って思ってる。ボクシングには判定勝ちってあるけど、サッカーにはそんなのはない。90分でも延長でもPK戦でも相手よりも最低1本は多くゴールしなければ勝てないスポーツだ。追いつくのに必死になれるけど上回る欲の無いサッカーをしている気がする。
今日のイラクとサウジアラビアの試合見たら一人一人がとことんがんばってる。ペナルティーエリアに入るとシュートを打つために相手を抜こうとする、暑い中体は重たいのに必死で切り返してDFを振り切ろうとする。必死さの違いをはっきり見せつけられた試合だった。
私はもう高齢のオシム監督にこれ以上ストレスを受けてほしくないと思っている。もしもあの日韓戦を見ていらいらした人は、ちょっと胸に手を当てて落ち着いて欲しい。現場で監督という責任ある立場の人間が、あの思考停止したプレイしている選手達を見続けている苦痛を察してほしいと思う。もしも引き続き監督をしてくれるなら、もっと欲のある選手を集めてくれればいいなというだけ。
あと一つ印象的なプレイがあった。ビデオとかで再見していないからうろ覚えだけど、後半だかに中村俊輔がDFと競りながらペナルティーエリアに入ってそこからエリア外にいた遠藤か鈴木にマイナスのセンタリングしたプレイ。あのペナルティーエリアからマイナスでしかも浮き球で正確に出すパスはすごいと思ったんだけど、スペインリーグの試合とか見てるとあの位置では速いグラウンダーでキーパーとDFの間に蹴って、味方が触ればゴール、キーパーこぼして誰か押し込む、クリアミスのオウンゴール狙いかをするのをよく見る。でもカウンター狙いの相手にあの選択は正しいのかすごく疑問に思った。最後はミドルシュート外して終わった気がするけど、えー!と叫んでしまった。
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